26.2マイル

2008. . 03
ついに行ってきました。

NYCマラソン

結論から言うと何も出来なかった。 そして色々なことを気づかされた一日でした。
42.195Kmを馬鹿にしていたわけではない。しかしそれは果てしなく大きな壁でした。

ブログの右下にトレーニングの距離が出ていますが、圧倒的に少なかったです。 いつも十キロぐらいしか走らず、なめてたと言う他ならないですね。


走行中は以下のとおり。

ターゲットタイムを腕にカキカキ。
time gaki



~スタート前~
同行させていただいた方々を健闘を誓いつつ、それぞれのスタート地点へ。
そこでアメリカ人とカナダ人の方々とマラソンの話を15分ほど交わす。
選手全員輝いていた。

~序盤2マイル~
スタートして橋をすぐ渡る。走る前に走行基準をフルで4時間45分に設定。それよりか少し早いペース。しかし、体のほうはいつになく順調。景色を楽しむ余裕あり。

~普段の距離 6マイル(10k)~
いつものトレーニングよりは遅いペースで通過。ターゲットよりは10分ほど速いタイム。
胸に書いた
”Japan"
のおかげで皆さんに声援を頂きそれに答えつつ、イベントの運営方法、スポンサー企業などの宣伝や地域の協力などをしっかり頭に入れつつ走行。(この件につきましては後にアップします。)

~ハーフマラソン 13マイル~
思ったほど順調。体もすこぶる快調。ターゲットより17分ほど速い
2時間04分ほどで通過。いけると確信し、ターゲットの変更を図る。
しかし、この時点で自分の過ちに気づくべきだった。

~未知の世界 14マイル~
左ひざの違和感を感じる。しかし、今までのマージンを考えペースダウンし様子を伺う。


~足が止まる16マイル~
まず半膜様筋(膝上内側の筋肉・スキーでもかなり重要な部分)が肉離れ。足が止まる。
しかし、走る前に決めた
「歩いても立ち止まらない」
と言う言葉が頭をよぎりだましだまし走る、歩くを繰り返す。

橋の上で倒れている選手を発見。 心臓マッサージをしていた。 
心が凍る。

~暗闇 20マイル~
マイルごとに救急ポイントが設けられている。 そこの何度立ち止まろうとしたことかわからない。今考えると馬鹿だと思うのだっが、「立ち止まらない」と言うことが頭の真ん中にずしっと座っている。
選手たちに送る市民の声援が答える。 その中に現在Columbiaでご一緒させていただいてるご夫婦の声も。あきらめるわけにはいけない。

~地獄 23マイル~
膝の意識がない。右膝の側・後十字靭帯が悲鳴を上げている。
こんなはずではなかった。気を紛らわすために今後のトレーニングメニューを考える。
やはり筋トレが必要だ。
もうすでに自分の力で前に進んでいたわけではない。観客の方々が応援してくれなかったらあきらめていたかもしれない・

~地獄からゴールまでの3マイル~
ほぼ歩いていた。ラストスパートだからといて根性で何とかなる。と言うものはすでにない。
一緒に走っている選手からは
「もう少しだ!一緒にゴールをきるぞ!」
見知らぬ俺に声をかけてくれる。
何人のランナーがオレの方を叩き、声をかけてくれたかわからない。
つらいのは誰でも一緒だ。 彼らも相当つらいのに自分を後押ししてくれる。
彼らと一緒に26.2マイルを走りきらなければ。

~想像がつかなかった 26.2マイル~
ゴール後、歩くこともやっとだった。 
メダルを渡してくれたお母さんがなんども
「You did it!! You made it!!」(やったのよ!)
何度も言って肩を抱きしめてくれた。
涙が止まらない。これは感動の涙でもあったかもしれないが、
「悔しい」
自分で情けなくてどうしょうもなかった。



goal.jpg



今回の5時間の間に色々なものを教わった。
人間は人に支えられて生きている。他人がいるからこそできるものがある。
スポーツは戦争や争いごとに深い係わり合いがあるが、少なくともマラソンなどには
国境はなかった。観客が選手たちに全力で声援を送り、選手たちが全力でほかの選手たちを励まし、選手自身が全力で26.2マイルを走る。
中学のときのスキー部の顧問のことが頭によぎる。
「感謝をしろ。親をはじめ多くの方々、もちろん顔さえ知らない関係者たちのおかげでお前たちは今雪の上に立つことが出来るのだから。」
いつもこの言葉が頭にあったが、それが世界規模でも可能だということを確信した。


今日は足がまったく動きません。 左足の膝の靭帯が恐ろしいほど痛いです。
でも今日はNJの端っこまでスキーのワックスのセミナーのためにいってきます。
正直歩けません。ある人は行かなくていいんじゃないの?とかやすめば?といってくれます。
しかし、そのセミナーに参加できるチャンスも色々な人のおかげだと思っております。
26.2マイルやりきったんだから少しくらいはあるけるだろ。
鞭打って今日も行きますか!

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